運動時痛の原因③
運動時痛の原因 第3弾!!
今回は運動パターンの異常によって
起こる腰痛についてです。
腰椎骨盤リズムって知っていますか?
その名の通り、
腰椎と骨盤の動くタイミングのことです。
例えば、前屈をする時
腰椎屈曲約40°とほぼ同時に
股関節約70°屈曲を行います。
このような腰椎と股関節(骨盤)の
関係性があり、これを理解しておくことで
治療の手助けとなると思います。
上の図B、Cは
股関節または腰椎の可動域の
著しい制限を伴っています。
例えば、ハムストリングスの
伸張性制限のために
股関節の屈曲が制限されている場合
FFDの距離が制限されているため
これを補おうと代償して
過剰な動きをするようになります。
腰椎の屈曲が過剰になると
やがて脊柱後方の組織が
過伸張し、弱くなっていきます。
そのため、
屈曲に対する抵抗性が
低下していきます。
さらに、腰椎の屈曲が増加するような
姿勢を慢性的にとっていくと
椎間板が変性する可能性があるのです。
異常姿勢をずっとしていると
運動制御ができなくなるため
どんどん悪循環になって行くのです。
このような慢性疾患の動作を見て
改善させられるのは理学療法士の
あなたしかいないんです!!
腰痛のある患者に対して
腰椎骨盤リズムを考え
動作を見ていきましょう!!